骨格の位置・筋肉の働き・脂肪のつき方を知れば、ハイライトとシェーディングはもっと上手くなる。目次
顔の骨格の基本
顔の見え方は皮膚よりも骨格の凹凸に強く影響されます。位置さえ分かれば、光と影(ハイライト/シェーディング)で印象をコントロール可能。
前頭骨(おでこ)
- 場所・特徴:額の広さや立体感をつくる。凹みがあると影がたまりやすい。
- メイクの活用:ハイライトで中央を縦に入れ、必要に応じて生え際をうすくシェーディング。
眉弓(まゆの骨の土台)
- 場所・特徴:眉の下の骨の出っ張り。ここが分かると眉山の位置がブレない。
- メイクの活用:眉下にライトカラーで持ち上げ、眉頭~眉山の陰影をペンシル/パウダーで補正。
鼻骨
- 場所・特徴:鼻筋の高さを決める芯。横顔の印象に直結。
- メイクの活用:鼻根~鼻先の両脇にノーズシャドウ、鼻根と鼻先の高い点にハイライト。入れすぎ注意。
頬骨・頬骨弓
- 場所・特徴:頬の横幅/立体感を決める。高く出ると大人っぽく、低いと幼い印象。
- メイクの活用:出っ張りが強い人は外側へうすくシェーディング、ふくらみが欲しい人は頬骨の高い所にチーク+ハイライト。
下顎(あご)
- 場所・特徴:フェイスラインと口元の印象を左右。丸顔・面長の見え方の要。
- メイクの活用:輪郭外側へ淡いシェーディング。面長ぎみは顎先のハイライトを控えめにし、横にチークを広げる。
骨格別・メイクの置き方(クイック早見表)
お悩み光(ハイライト)影(シェーディング/ノーズ)チーク 額が狭い額中央を縦に入れるなし〜最小限こめかみに少量 鼻筋を通したい鼻根・鼻先の点置き鼻筋両脇を極細で頬の高い位置に寄せる 頬骨が出る頬骨上は控えめ頬骨外側〜耳前に薄く黒目の下〜内寄りで可愛い配置 フェイスラインを細く顎先は控えめ耳下〜顎角に薄ベールやや高めに横長
顔の筋肉(表情筋/咀嚼筋)
表情をつくる表情筋と、噛む動きの咀嚼筋が顔の土台。加齢や表情のクセで筋線維が細り、額・目尻・口まわりにシワやたるみが出やすくなります。
- ケアの基本:強い摩擦のマッサージはNG。保湿→UV対策→やさしい表情筋ストレッチが安全。
- メイクの味方:筋の流れに沿ってベースを薄くのばし、シワの溝だけコンシーラーを点で補正。
皮下脂肪とフェイスライン
顔の脂肪はふくらみをつくり、若々しさに寄与します。頬の“クッション”は年齢とともに減りやすく、痩せている方は頬がこけて見えがち。一方で脂肪が多いと輪郭がぼやけます。
- 男性:脂肪が少なめで直線的。女性:脂肪が多く曲線的になりやすい。
- メイクのコツ:足りない所は光でふくらませ、余る所は影で引き締める—これが最短ルール。
筆者のメモ:カウンターで伝えていたコツ
- 鏡は正面→斜め45°→横顔の順にチェック。骨の出っ張りと影のたまり場が一発で掴めます。
- ハイライトは「線で引かず点をつなぐ」。塗りすぎ事故を防げます。
- ノーズ影は眉頭から一気に引かない。目頭の上で一呼吸置くと自然。
- クレンジング後の摩擦ゼロを徹底。メイクは足し算、スキンケアは引き算が基本です。
よくある質問
Q. 丸顔をすっきり見せたい
頬の外側と顎角に薄い影、チークは黒目の下から水平に。額中央のハイライトで縦ラインを作ると◎。
Q. 面長を緩和したい
額と顎先のハイライトは控えめ。チークは横長・やや内側に。目の幅を横に広げるアイメイクも効果的。
参考・権利について
本記事は専門テキストや公的情報に基づき、要点を言い換えたオリジナル解説です。参考:『ビューティケアアドバイザー養成講座テキスト(基礎知識編)』ほか。図表・原文の転載は行っていません。
【筆者の言葉】
少し上級にはなると思いますが、自分を知るということは、自分を好きになる1歩だと思います。

